夜行バスの中自分のバックパッカーレベルが下がったと勝手に落ち込んだ話。
「いや、これで12時間夜行はきっついなぁ」
通路を挟んで3席と2席で別れた、1列5席というかなりエコノミーなバスの3列シートの真ん中に座りながら、そんなことを思い12時間の夜行バスの旅がスタート。
ジョグジャカルタからバリ島までの27時間バス、東ティモールでのエアコンなし喫煙し放題バスを経験したことのある僕でさえ、バス乗った直後から億劫になってました。
フィリピンはちょうど、2月8日が旧正月で6~8日が3連休だったので、ルソン島最南端地域のカタンドゥアネス島へ首都のマニラから旅をすることにしたのです。観光地や宿情報などは別記事で紹介します。
もとはといえば、2列エアコンバスで快適に夜の移動をして翌朝からばっちり観光!という予定でしたが、読みが甘く、当日の2列エアコンバスチケットは売り切れで、最も安いローカルなクラスのバスで移動することになったのです。
どうやら出発間際に滑り込みで乗ったらしく、空いている席は最後列の3列シートの真ん中。しかもこの3列シートがベンチみたいになってて席の間をひじ掛けで区切ってないんですよ。
両サイドのローカルのおばちゃんとはもう密着状態。今夜はどうもお世話になります。
車内を後ろから写すとこんな感じ。
どう?なかなかローカル感漂ってるでしょ?それでもって両サイドの窓があいてることからわかるように、ノンエアコンバスなのですよ。基本的に窓開けて走るからうるさいうるさい。風は入ってきて涼しいんだけど、排気ガスやなにかよくわからないにおいで車内の空気は最悪。
で、2時間くらい走ったところ不快指数がMaxになってきて、これはマジで無理な奴や、帰りたい。ってなってきたんですね。こんな感じのバス移動なんていままで経験してるはずなのに耐えれなくなった自分をなぜか攻める僕。
年齢とともにバックパッカー的環境適応能力下がたのか?
1年間フィリピンの快適環境で甘やかされたのか?
こんなことじゃ、近い将来計画してる世界一周できないぞ、俺。
あー、だめだめやんー。
とかちょっとショックうけてたんですよ。しばらくすると添乗員が来て、
「その箱上に移したら?」って
下に目をやると
ん?
これ。これ左隣のおばちゃんの座席なんだけど、なにこの入れ物。
このまるい蓋のボックス本来隣のおばちゃんが足入れるスペースの7、8割占領してない?
で、僕のところにかなりおばちゃんの足侵食してきてるよねぇ。
原因これやん!なんで自らの場所を削ってまで荷物おいてんだ?
でそのあとすぐに添乗員が荷物を上においたらバスむっちゃ快適!普通やん!
俺の不快だった2時間を返せ!ってかそれで自分を責めて落ち込んだショックを返せ!(自分勝手)
と、思いましたがボックスが移動された後は、割とストレスなく残りのバス旅を続けられ、まだまだこういうバス旅行大丈夫だな!と僕のバックパッカーレベル低下問題は、杞憂に終わったのでした。
ってかなんで僕2時間も気づかなかったんだろ。
おしまい。