単語力でも、発音でもない!?ネイティブ英語を聞き取るために見落としていた1つの要素!
先日、仕事の関係でセミナーに参加してきました。サービスデザインサミットと呼ばれる、新たなサービスの立ち上げや、サービスの改善に関するものでした。フィリピンで開催されているセミナーだったので、もちろんすべて英語。参加者は僕以外はすべてフィリピン人でした。2日間開催されたセミナーだったのですが、1日目がイギリスからのゲストスピーカー、2日目はフィリピンのスピーカーの方でした。
セミナーそのものの題材も非常に面白くためになったのですが、英語に関しても2日間ネイティブの英語とフィリピンの方の英語を聞いている中で、今まで気付けなかった、ネイティブ英語を理解するための要素に気付くことができました。
文章を聞き取る力でなく理解スピードが重要
1日目のネイティブスピーカーの英語がかなり早かったのですが、日ごろから発音や単語の強化をしていることもあって、だいたいの単語を聞き取ることができました。 よし、勉強の成果がでてる!と少し喜んでいたのも束の間で、だんだんその気持ちはすぐに消えていったのです。というのも、英語の音そのものには慣れて、単語の認識はできるものの、文章の理解が話しているスピードに追い付かないのです。おそらくディクテーションをしろと言われれば、書き取ることができましたが、意味の理解が伴っていない、そんなような状態でした。
一方で2日目のスピーカーはフィリピンの方で、英語そのものはネイティブのように流暢でしたが、文章と文章のあいだに間があったり、ネイティブスピーカー程は早くはない発音だったので、意味を理解しながら聞き取ることができました。
ここで気付いたのが、ネイティブの英語を音として聞き取れることができても、脳が英文を理解する以上のスピードでインプットがされると、意味を理解することができない、ということです。
こうやって見てみると、当たり前のことですが、僕の場合英語の勉強をする要素としては抜けていた点でした。リスニング・リーティング・ライティング・スピーキング・ボキャブラリーの5要素でしかとらえておらず、英語の理解スピードに関しては意識的に伸ばそうとしてませんでした。ネイティブスピーカーの正しい発音方法を身に着けて、単語間のリンキングされる音に慣れれば、ネイティブスピーカーの英語についていけるようになれるのではないかと考えていたのです。
ネイティブ英語の理解にはどのくらいのスピードが必要なのか?
ネイティブ英語を理解するためには英文理解スピードが大切だということに気付いたところで、次は具体的にどれくらいのスピードで理解ができればいいのかを調べてみることにしました。WPM(Word Per Minutes)という1分間あたりの単語数を調べてみたところ、ネイティブの平均は250~300ぐらい、TOEICを時間内に解き終えるスピード150 ~200だそうです。
この記事を参考にしたのですが、面白い!実際のWPM別の動画があるので、実感しやすい!
で、自分の速さはどれくらいなのかを測ってみました。使ってみたのはこのサイト。実際に記事を読んで、自分のWPMを測ることができます。
Houghton Mifflin Textbook - - Timed Reading
このサイトのExercise1の文章で1分間あたり182語という結果でした。結構親しみのある文章で知らない単語がなくてこの数字だったので、おそらくこれが今の私の英文理解の最大スピードでしょう。ネイティブスピーカーの250~300を考えるとほど遠いですね。
そりゃ1日目のネイティブのスピーチについていけませんよ。
どうやって英文理解スピードを上げるか?
で、ここからが大切なところで、どうやって英文の理解スピードを上げるかです。
ネット上で調べてみるとやはり、
①多読
②スピードを意識して英文読む
の2つがトレーニングとして適切なようです。
①に関しては、Kindleを使って英語の本を読むことにしました。やはり多読に関しては自分が興味のある分野でないと続けるのがつらいので、僕の好きな旅系のノンフィクションの旅行記を読むことにしました。選んだのはこの本!
Dhaka to Dakar: Book One - Journey Through Asia (English Edition)
- 作者: Andrew Boland
- 発売日: 2011/09/11
- メディア: Kindle版
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タイトルからしてバックパッカーはそそられるんじゃないでしょうか?バングラデシュの首都ダッカからセネガルの首都ダカールですよ!
僕の場合は、バックパッカー旅が好きなので、旅行記読むとワクワクするんですよね!まずは毎日寝る前に30分程読んでみようと思います。あと、194円って安いですね。
②のスピードを意識して読むに関しては、このアプリを使って記事を読んでみることにしました。
このアプリは、自分の興味があるジャンルの英語の記事を集めて、ジャンルごとに読むことができるアプリなのですが、優れている点がWPMの計測と、自分でWPMを設定してそのペースで記事を読むことができる点です。記事を選択すると、自分のペースで読むか、WPMを設定して読むことができ、自分のペースで読むを選択した場合、記事を読み終えるまでのスピードを計測し、すべて読み終わった後にWPMを測定してくれます。一方、WPMを設定すると、あらかじめ読む前に設定したWPMに合わせて自動で画面がスクロールします。このアプリを使って、感覚的にネイティブの英文を読む速さを掴み、自分の理解がついていくように、トレーニングを積みたいと思います。
なかなかチャレンジングで良いアプリだと思います。
みなさんのトレーニング方法も聞かせてください!
とりあえず、僕の中では今回のセミナーに参加したことによって、上記で書いていたような考え方に至り、それに対してしばらくアプローチをしてみようと思います。
実際自分でいろいろ調べて感じた中で、これが最適かなーと思ったものを選んでますが、どうなんだろうと思うところもあります。まぁ英語学習なんてその不安との戦いな気もしますが。この記事を読んでくださっている皆さんで、同じように英文理解スピードに対して課題意識があり、ほかにこんな勉強方法をとっている、という方がいましたらぜひコメントを残していただけるととても嬉しいです!
それでは、久々の投稿で長くなりましたが、この辺で!